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てんかん

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てんかんって何? 

2回以上、きっかけのないてんかん発作を起こす病気です。
きっかけがない、というのは発熱や頭部外傷などがない、ということです。なので、子どもによく起こる「熱性けいれん」はてんかんではありません。
でも、てんかんって何?の説明が「てんかん発作を起こす病気です」では分かりにくいですよね。
てんかん発作っぽくてもてんかんではないひとがいます。
脳波に異常があってもてんかんではない人がいます。
てんかんでも脳波に異常がない人がいます。
いろんな人がいますね。そうです、てんかんは診断がむずかしい病気なのです。
しかも、長く付き合っていく病気なので、診断は慎重にしないといけません。
なので、てんかん患者さんの診療になれた医師が診察することが大切です。

どうやって診断するの?

「脳波で診断できますか?」よくある質問です。答えはYesでもありNoでもあります。
まず、てんかんは基本的に症状から診断します。その人で繰り返し起こっている症状がてんかん発作と考えられるかどうか?で診断するのです。
脳波は診断や治療効果をみるサポートをしてくれます。症状と見合う脳波異常があれば診断しやすくなります。発作が消えているだけでなく、脳波が改善していれば治療を終了できるかもしれません。
てんかんは、脳波で確認しながら症状から診断する病気です。
・・・ということは、症状が非常に重要ということです。可能なら動画を撮っていただいたり、学校で起こった場合はどんな症状だったか、詳しく聞いてきていただけると診断の近道になります。お子さんに関わる人たちの協力が必要な病気です。

治療法はあるの?

はい。

いろいろあります。
メインは「抗てんかん薬」と呼ばれる飲み薬です。他に手術や食事療法、ACTHなどの注射薬、ステロイドなど、てんかんの種類によって適した治療法があります。
まずは、てんかん発作を減らすことを目標に、次はてんかん発作が消失することを目標に治療していきます。
治療法がいろいろあれば副作用もそれぞれにあります。お子さんに合った治療を一緒に探しましょう。

漢方薬や鍼治療に希望をもたれる方もいます。「知り合いに勧められた」はキケンです。自己判断で行わず、一度ご相談ください。

治るの?

子どものてんかんの多くは治ります。

と言いつつ、実は「治るか?」は難しい質問です。

子どものてんかんの一部は将来薬もいらない、再発しない「治った」状態になります。でも、それは一部のひとで、てんかんと診断した時点や治療開始時点では「わからないことが多い」というのが本当のところです。
「薬を飲んでいれば発作がない(やめると発作するかもしれない)」というてんかんもあります。これを「治った」と表現してよいかどうか・・・。
また、そういう症状レベルの話の一方で、医学的にはてんかんは体質のようなものなので「治らない」「いつ再発するかわからない」ものとされています。

難しいですね。専門的で長期的な診療が必要な分野です。お子さんがどんな状態か、ゆっくり一緒に考えていきましょう。

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