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発達が遅い?発達障害?

発達障害ってなんですか?

その子の発達上の特性が、生活に支障をきたしている状態です。
いまは、神経発達症という言い方をします。

発達上の、というのは年齢相当かどうかです。
1歳児がコミュニケーション取れず一方的、2歳児が順番を待てない、当たり前ですよね?
でも、それが5歳なら、10歳ならどうでしょう?

子どもが自分の発達上の特性のために困っている、あるいは、周りが対応に困っている、そんな状況が「生活に支障をきたしている」ということです。

逆に特性があっても、誰も困っていないのなら発達障害ではない、ということですね。

発達特性ってなんですか?

誰でも得意・不得意や好き・嫌いといったデコボコはありますよね。
その凸凹がきついために自分だけではどうしようもないアンバランスさになってしまっている状態です。

コミュニケーションが苦手で友だちと仲良くできない、順番を待てない、読めるのに書けないなどなど〇〇できるのに●●できないといったアンバランスさです。

発達障害は個性とどう違うのですか?

個性です。
個性が強すぎる、強く出すぎる場面があって周囲とうまくやれない状況がある(その子の生活にとって支障をきたしている)のが発達障害です。

発達障害では?と言われました。家では困っていないのに?

例えば、親子という少人数では問題ないことでも、学校で「みんなと」という場面では困ることが出てくるかもしれません。
学校では困っていても、習い事のときには困らないかもしれません。
スポーツでもサッカーでは困らないのに野球では困るかもしれません。

お子さんが、どんなところにいるか?で見えてくるものが変わります。

逆にいえば、お子さんにとって、どんなところにいるか?が大切だ、ということがわかりますね。

どうやって診断するんですか?

この検査で診断できる、というものはありません。

お子さんそれぞれの発達経過、問題となっているトラブルの性質、お子さんの養育に関係している人たちからのお話と発達検査などの検査から総合的に診断していきます。

当院では、診断のために少なくても4-5回は通院していただくことが多いです。

発達障害にも種類があるのですか?

はい。 
自閉スペクトラム症、注意欠如多動症(ADHD)、限局性学習障害(学習障害)、チック症などいろいろあります。
その上、いくつかをあわせ持っている(一つの診断名でおさまらない)ことも多いです。

治りますか?

治りません。 
そもそもその子の発達特性・個性なので治るとか治すという考え方はしません。

落ち着きがない、集中できないことや頭が痛い、眠れないことなど発達障害にともなって起きている症状についてはお薬が有効なことがあります。

その子の困っていることは何か?を考え、その対処法を考え、やってみる、ということが大切です。

発達障害の薬があると聞きました。処方してもらえますか?

発達障害を治す薬ではありません。 
発達障害からくる症状や困りごとを減らせるかもしれないお薬です。

お子さんそれぞれの状況に応じて処方を考えさせていただきます。

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